皆様、こんにちは!
深く深く考えてしまう映画をご紹介します。
今回ご紹介するのは『リリーのすべて』、原題は【The Danish Girl】です。
画像出典:The Danish Girl 公式
CAST
◇アイナー / リリー:エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)
◆ゲルダ:アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)
制作:2016年劇場公開
あらすじ
画家のゲルダは、同じく画家で夫のアイナーと暮らしていた。
ある日、モデルとしてくるはずだった女性が来れなくなり...ゲルダは、夫アイナーにモデルの代わりをお願いする。
画像出典:indiewire.com
最初は女性役のモデルになるのを拒むアイナーだったが、そのモデル役をした際に心の奥底に今までの自分とは何か違う人格に気づく。
アイナーは少しずつ、自分が男としての容姿であること...心が女性として生きていることに矛盾を感じ始める。
女性として生きていきたいアイナー。
ゲルダはアイナーの想いを尊重したい気持ちと愛した男性、自身の夫として生きて欲しい気持ちとで...心が揺れ動く。
アイナーは、女性として生きることを決め自身の名前をリリーと変えて生きていく。
リリーのすべてとは
この作品は実話であること。そして世界初の性別適合手術を受けた男性だということ
とても深く、深く考えさせられます。
アイナーは男性が好きということではなく心が女性なのである。
だから、自身の中に女性を見つけたときに自分の男性での容姿に違和感があったのだろう。
その様子がとても伝わるシーンがある。アイナーがあそこを挟むシーンだ。
ここは、とてもアイナーの女性の体への憧れがとても表現されているシーンだと思う。
この作品でアイナーを演じたエディ・レッドメインのしぐさ一つ一つがとても美しく
ふとした指先のしなやかさまで、女性そのもの。
苦悩するシーン、ゲルダを想う気持ち。
とても複雑な感情を表現できていた。
私は女なので、感情移入するとしたらゲルダ側になる。
もしも愛した人が「女性になりたい」と言ったら...私は、なんて声をかけてあげられるだろう。
近くで彼(彼女)を守ってあげられるだろうか?
そして、私自身の気持ちはどうなるだろうか...考えただけで胸が苦しいです。
画像引用:リリーのすべて1シーン
好きなシーン
一番心に響いたシーンは、ゲルダがリリーに「アイナーを返して」と言うシーンである。
ここは、一番記憶に残るシーン。
ゲルダの想い、リリー(アイナー)のどうしようもできない気持ち。
すごく響くシーンです。
題材が重いので、観ていない人も多いかと思いますが...次のお休みにはレンタルでもして観てください。
おススメです!