皆様、こんにちは!
今日、ご紹介する映画は『Mother』です。
実話を元に制作された作品で、見終えた今も胸が痛く、こんな母親が存在するなんて恐ろしいな…と思う今日この頃です。
あらすじ
男にだらしなく自堕落な生活を送るシングルマザーの秋子は、息子の周平に異常に執着する。秋子以外に頼れる存在がいない周平は、母親に翻弄されながらもその要求に応えようともがくが、身内からも絶縁された母子は社会から孤立していく。やがて、17歳に成長した周平は凄惨な事件を引き起こしてしまう。
(引用元:シネマトゥディ)
出演
- 三隅秋子:長澤まさみ
- 周平:奥平大兼/(幼少期:郡司翔)
- 川田遼:阿部サダヲ
- 高橋亜矢:夏帆
- 宇治田守:皆川猿時 他
みどころ
見どころは、もちろん主演の長澤まさみさんの怪演だと思います。
長澤さんが演じた秋子という女はとんでもない母親で、見てるこっちが胸糞悪くなるほどでした。なんだ、この女!って感じ。
男にだらしなく、働きもせず、両親や妹に金をせびり、知人の男性に脅迫まがいのことをして金を巻き上げる…くそ女(言葉が汚くて、本当にごめんなさい)。こんな人間が存在するなんて恐ろしい世の中だ…。
これが、実話だというのだから驚きですよ。
両親も普通で、その両親に育てられた妹も普通なのに…なんでこんな恐ろしい怪物が生まれてきて、そしてまともに育てられないのに子供を2人も産んで…許せない。
まだフィクションならいいが、実際に起きた事件で…秋子が息子の周平に祖父母(秋子の両親)を殺して、金を持ってこいと言うシーンなんか…見てて、まじでイライラ。
そして、本当に母親の言うとおりに祖父母を殺してしまう。
見てて、しんどかったです。
周平は、懲役12年(実際の事件は15年)を言い渡され、母親の秋子は執行猶予(実際の事件は懲役4年6月)がついた。
この事件は、2014年の事件なので実際の事件の母親は、もう出所しているということですね。怖いっ。普通に怖い…。
殺害された祖父母ももちろん可哀想ではあるが、こんなひどい環境で育てられた周平も可哀想だと…。というか、可哀想という言葉ではなく「悲惨」「不憫」…いや、言葉で片づけられないほどです。
役者さんの話をすると、こんな役を演じて、心が病まないのかな…と心配になります。長澤まさみさんだけじゃなく、息子役を演じた子たちや、阿部サダヲさんも。
阿部さんが演じた川田のことも、最初から最後までずっとイライラしながら見てました。役者ってすごいな、と本当に思う作品です。
精神的に来るので、もう一生見ない映画です。それに、見た事ない人におすすめもしない映画です。でも、どんな事件だったのか…長澤まさみさんの狂気な演技を見たい方は、ぜひ見て欲しいと思います。